歯の矯正とはどのような治療なのか
歯列矯正の目的は、不自然な位置にある歯や顎を整え「美しい歯並び」と「正しい噛み合わせ」をつくり出すことです。噛み合わせを正しくすることで、虫歯の予防、歯周病の予防や改善につながります。その結果、自分の歯を長持ちさせることができます。また、矯正治療によって噛む機能を向上させることで、顎が正しい方向へ発育し、顔全体のバランスが良好に変化。全身の健康とその人の容姿にもかかわる大事な治療だといえます。
部分矯正(プチ矯正)
部分矯正(プチ矯正)とは
矯正治療は全体だけでなく、前歯の歯並びだけ、奥歯のすき間だけ、といったような一部のみに行なうことも可能です。部分矯正でもっとも多い部位が、前歯の矯正です。とくに上の前歯は笑ったときに目立つため、すき間をなくすだけでも全体の印象が大きく変わります。部分矯正は全体の矯正に比べて費用が安く済みます。一部の歯列だけ気になるという方は、ぜひご相談ください。
部分矯正のメリットデメリット
メリット
治療する部位が限定されており、かつ簡単な不正咬合の治療を対象とするため、比較的短い治療期間となります。
全体矯正に比べて治療期間が短く、矯正装置も少ないため、費用が低価格になります。
全体を矯正する装置に比べて食事などがしやすく、ストレスが溜まりません。
デメリット
部分矯正では、噛み合わせや歯ぎしりといった症状の改善が難しくなります。
プチ矯正の治療例 01
治療中
上・治療後、下・治療前
治療後
ありがとうございます。本当にありがとうございます!!!!嬉しいです!!また来月メンテナンスよろしくお願いします(∩´∀`∩)
森下先生より当院のプチ矯正は全て1年以内に終了するようにプランを立てています。本人が希望していない部分までゴール設定されてるケースが、高い治療費に繋がり、ゴールラインが遠くになると、2年3年、と通院がくたびれてきます。
プチ矯正の治療例 02
治療前
満三ヶ月経過
満四ヶ月経過
満五ヵ月半経過
満5ヵ月半が経過し、次回からオープンバイトを治していきます。
マウスピース矯正
マウスピース矯正(アクアシステム)について
矯正治療を躊躇されていた患者さまのお話を伺うと、一般的な矯正装置を口の中に入れることに抵抗がある、というご意見が多くありました。この矯正用マウスピースを使った歯列矯正は、そうした悩みを改善できる新しいシステムです。
マウスピース矯正は、一般的なブラケットやワイヤー装置を使わず、歯の形に合わせたマウスピースを使い、歯並びを改善する矯正治療のことです。治療計画に基づいて矯正箇所を微細に変えたマウスピースを複数製作し、一定期間ごとにマウスピースを交換しながら理想の歯並びにしていきます。
最初は、現状の歯並びよりも一歩だけ理想に近づくマウスピースを装着し、歯を動かします。そのため、一般的なブラケットワイヤーを使った歯列矯正よりも、違和感や痛みは少なくて済みます。
マウスピース矯正と併用するエスガイドシステムについて
エスガイドシステムは、「見えない、痛くない、短い、高くない」の患者さまのニーズにこたえた新しい矯正治療方法です。極小ブラケットを前歯部の舌側に装着し、歯を矯正します。
エスガイド(esguide)とは"esthetic"と"guide"の合成語で、易しく、早く、効果的な審美治療をお手伝いする歯列矯正システムを意味します。極小ブラケットにワイヤーを通し、歯が拡張される過程で、コントロール用マウスピースが歯を移動方向に誘導。マウスピース矯正だけで治療するよりも、短い治療期間で治療効果を得ることができます。この点が、エスガイドシステムの特徴といえます。